ハマーランドHQ-170Aハムバンド専用受信機 購入 [アマチュア無線]
かなり思い付きでの購入です。安かったのも一因でした。
まずは、フォーンジャックの接触不良で、スピーカーから音が出ません。
いつものとおり、ネットで取扱説明書と回路図の入手です。名器と言われる受信機なので、簡単に入手できました。
次に、発振器から信号を入力すると、7MHz帯は辛うじて感度がありますが、ほかのバンドは全く反応がありません。
調べてみると、60kHzIF AMPの6BV8(V8)からの出力がありません。カソードの断線です。
昨年購入したHeathkitのIT-17(写真・右)が役に立ちました。
さらに、6BE6(V2)の不良が見つかりました。
我が家の真空管のストックは、オーディオ用は少しあるものの、無線機用のものはありません。三極・双二極複合管という特殊なものは、なおさらありません。
やはり、インターネットを検索すると、秋葉原の真空管専門店に在庫がありました。
あわせて、6C4 -- ¥1200 x1、6BE6 -- ¥850 x1 も発注。
6C4(V12)、6BE6(V2)はVFOの発信を安定させるために、常時ヒーターを通電しているので、寿命を考慮しての予備品です。
真空管、交換後、調整に入りました。60kHzIFの調整はうまく回りましたが、ここで、445kHz用のT3、T4、T5のコアーが回りません。コアーを見ると、他のコアーは6角穴ですが、これらはマイナス⊖ドライバーで回すタイプです。さらに、コアーが固いのでジュラコン(デルリン)製の調整ドライバー(Engineer 733)では滑って回りません。
同じく、DA-40 調整ドライバーも滑ります(ポテンショ調整用)。
急遽、セラミック製の「Engineer DA-86 [セラミック調整ドライバー -0.7×2.5]」を発注しました。
しかし、IFTシールドケースの中のコイル・コアーの調整の場合、先の細いドライバーでないと、コイルのボビンに引っかかってしまい、調整が出来ない場合があります。
そこで、やはりセラミック製の「Engineer DA-76 [セラミック調整ドライバー -0.7×2.5]」が必要になります。どれか一つを選ぶなら、DA-76がベストチョイスです。
でも、セラミック調整ドライバーが欲しかったところなので、チョット嬉しくなりました。
しかし、真空管のエミ減が少しはあるものの、コイル調整中の不安定さはコイル自体にありそうです。コアーの位置が安定しないようです。L4は、右の構造図のうち、下のコイルやコンデンサーが無いもののようです。また、コアーの位置調整用のネジが無く、コアーに六角穴が開いているものです。コアーはネジのようになっていて、ボビンについている溝を移動します。この溝がすり減ったようで、うまく安定しません。そこで、シールドケースの調整穴を6.5mmにドリルで広げ、コアーを反時計回りにコアーが飛び出すまで回します。このコアーに薄いテープ(私はカプトンテープを使用)を1巻きします。テープが厚過ぎると硬くて回りません。巻きすぎても同様です。テープ幅も重要です。
調整穴を広げる際は、ケースがアルミで薄く柔らかいので、少しずつ広げていきます。ドリル歯は手で回すと安心です。
これで、うまく安定しました。完了
<交換部品>
V8: 6BV8
V2: 6BE6
V12: 6C4
V2: 6BE6
V12: 6C4
<予備真空管>
6BV8 x1
6BE6 x1
6C4 x1
6BE6 x1
6C4 x1
<番外>
アンテナをICOM IC-R7000レシーバーと共有するための接続用として、
東洋コネクター BNCプラグ BNCP-5DFB (5D-FBケーブル用)
東洋コネクター BNCジャック BNCJ-5 (5D-2Vケーブル用)を購入しました。
東洋コネクター BNCジャック BNCJ-5 (5D-2Vケーブル用)を購入しました。
アンテナ購入時に付属していた、5D-FBケーブルを使っているのですが、FB用のジャック(メス)が手に入りませんでした。中心導体をけずって、何とか接続できました。やはり、BNCは操作性/作業性が良いです。でも、高域は500MHz程度までかな?。
2020-05-11 23:08
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