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我が家のリビングルームが、エメット・ブラウン博士(通称ドク)の研究室みたいな理由 [その他]

ある日、弟…と言っても、もう67歳…が、我が家を訪問してきて、リビングを見るや否や、「バック・トゥ・ザ・フューチャーのエメット・ブラウン博士(通称ドク)の研究室みたいだ!」と、言い放ちました。DSC_1589_s.jpg
 
そうなんです。
そこで、何故、このようなリビングルームになったかを書いてみました。何故って、それが私の生きがいだからです。……年を取ると、自叙伝みたいのを書きたくなるのは、誰しも同じなのでしょうか?
 
小学5年生の頃から、雑誌「子供の科学」や「模型とラジオ」をなけなしの小遣いで買って読んでいました。当時は、月に100円の小遣いでした。
また、家のラジオを分解し、スピーカーをダンボルの箱に入れ、低音が豊かになることで喜んでいました。また、置時計を分解して、組み立てられづに怒られたりもしていました。
 
高校に進学する頃は、趣味が高じて「都立小金井工業高校」を受験したくなりました。これは、叔父が小金井に住んでることもありました。
しかし、中学の担任教師が、「お前は工業高校に合格できると断言できるほどの学力はない。それに、まだ、進路を限定するにはまだ早すぎる!」の言葉で、都立駒場高校を受験、入学しました。
 
しかし普通高校では飽き足らづ、部活では「物理部」の中に「アマチュア無線班」を作り、「物理部=アマチュア無線班」にし、趣味に走っていました。
 
当然のことながら、大学は理工科系で、「理科大学」を受験しましたが、補欠合格になり寄付金50万円を払えば入学できる条件を蹴って、「東京電機大学」に入学しました。
やはり、入学後はクラブ活動の「放送委員会」に入りました。そこでは、「技術部」で、主に放送機材の製作を行いました。年に1度の学園祭のために、臨時放送ブースを作成するために、グラスウールに泣かされました。ブースを作成する際、遮音のためにグラスウールを前面に貼るのですが、そのグラスウールの目に見えない破片が体にくっつき、チクチクします。それは、1回2回、風呂に入っても取れづに、1週間は痒さに悩むものでした。これは、だいたい1年生の仕事でした。
 
当時の放送委員会では、大学4年生になると、ノンポリのくせに学生運動に外面だけ影響され、就職するかもう1年大学生活に甘んじるかで悩むのが普通でした。
わたしも、もう1年と考えていました。3年生4年生で行う「実験」の授業は必須で実験(結果)レポートを出さないと卒業単位が取れません。これだけで落第になります。
当然、卒業選考会議にかけられ、この「実験レポート」提出が卒業必須と決定されました。
この頃になって、急に、生活的に自立したくなりました。つまり、就職し給料生活をしたくなったわけです。
そこで、2年分の実験レポートを形式的に作成・提出し、卒業内定が出ました。
しかし、内定が出たのは卒業年度の1月になっていました。もはや、就職試験も終わっていて、補欠試験程度しか残っていません。もはや、大学の就職課でも、就職口は見つかりません。
そこで、新聞広告で募集を見つけ、個人で応募する状況でした。まさに、実力で勝負でした。
やっと見つかったのは、「日本電気の子会社・〇〇電気」と「T通商」でした。
大学の卒業論文では、「音声帯域の圧縮」と言う時代の花形のテーマで、見かけは優秀でした。
この卒論は、人気が高く、当時の研究室の助手(友達)のコネで参加できたのでした。この友達は、授業の一環での、伊豆の戸田での遠泳講座の時に友達になったのですが、授業の出欠でも便宜をはかってもらった大恩人です。
「音声帯域の圧縮」教授の研究テーマの一部でもあり、言わば今でいう"MP3"圧縮技術のようで、当時は大型コンピュータで計算をし圧縮できる技術でした。VOCODERとも呼ばれていました。
 
「T通商(現在は、TT)」に合格しました。さらに、新卒採用は終わっていたので、中途採用枠での受験でしたが、Y部長の裁量で、新卒採用枠に切り替えてもらえました。
「T通商」は、輸入計測器商社ですが、技術力を重要視している会社です。英語は苦手だったはずですが、駒場高校で鍛えられた英語力と、電機大学で鍛えられた技術力で順風満帆でした。
しかし、同時に、サラリーマンになることで、世界一周をする大型客船の無線通信士になる夢は諦めました。
 
会社の作業場では輸入計測器に囲まれ、家では趣味のアマチュア無線の機器や、オーディオ機器に囲まれた生活になりました。機械に囲まれた環境が、心を落ち着かせてくれるのです。
反面、まったく逆の環境の人間との付き合いも、大事に続いています。
 
 
 [右斜め上] [右斜め下] [右斜め上] 続く [右斜め下] [右斜め上] [右斜め下]
 

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