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BELDEN 81553 2芯シールド・オーディオケーブルを購入 [オーディオ・ビデオ]

BELDEN81553.gifBELDEN 81553 2芯シールド・オーディオケーブルを購入しました。[るんるん]

BELDEN 81553ケーブルは、ここ10年以上愛用しているますが、オーディオラック内の機器間接続RCAケーブル用で、最長でも1.5mです。81553をアナログのRCAケーブル用に使いだしたのは、1にも2にも、音が良いからです。belden89272-01.jpg
コスト的には、やはり、BELDENの89272ケーブルも使用していますが、やや高域に癖があるので、5.1ch.のリヤーch.専用です。センターch.は、映画の場合セリフが録音されていて重要になります。
RCAプラグは、WBT社WBT-0108と、WBT-0144他を使用(コスト面から使い分けてます)。
FP-126[G].jpgこれに取付けるRCAプラグは、FURUTECH FP-126(G)にしました。今回はリアー用のプラグなので、WBT製は高額のためパス。

ここで、何故81553を愛用しているか理由を考えてみました。
1.81553はTwinax用のケーブルなので、特性インピーダンスが77Ωであるが、オーディオ機器(回路)では、一部の600Ωプロ用有線伝送機器を除き、インピーダンスマッチングの考え方がない。(マイクロフォンケーブル自体には、特性インピーダンスの記載が無い。)
2.線材に銀メッキの銅合金を使い、絶縁材はテフロンを使っている(私の好み)。地磁気のある地球上で、電線が振動すると、フレミングの法則により電気(=雑音)が発生します。また、芯線とシールド間の僅かなすき間に電荷がたまり、振動によるその電荷の移動が雑音になります。pA(ピコ・アンペア)やnV(ナノ・ボルト)レベルの高感度測定では、芯線とシールド間にカーボン粉末を入れた特殊同軸ケーブルを使用します。ケーブルは、固いか重たいかが重要。オーディオでは、磁性体と軽量品は禁止。
3.BELDEN社は、日本でいえば藤倉電線のようにケーブル専業メーカーであり、安定した品質の電線を供給している。少なくとも、ブランドを大事にする会社です。
4.安物と違いシールドメッシュが細かい(多い)ため、ノイズに強く、クロストークも少ない。
5.MIL規格を取得していることから、安定度、品質に心配がない。

[右斜め上] [右斜め上] [右斜め上] [右斜め上] [右斜め上] [右斜め上]

<注>MIL規格は軍用規格であり、この規格で作られた製品は、性能よりも、非常に故障率が低い(MTBFが長い)のが特徴です。決して、性能が良いとは限りません。[exclamation×2]
例えば、何万人も入るコンサートで、PA機器が故障したらどうなるでしょうか?もちろん、予備の機械を持っているでしょうが、コンサートは中断です。そのため、プロ用の機器は、故障が少ない設計になっています。つまり、性能は犠牲にしても、実績の少ない新方式の回路は使えません。また、部品もストレスの少ない使い方をします。
これに輪をかけたのが、軍用機器です。戦闘中に壊れたら命が無くなります。もちろん、予備の機器と交換している時間もありません。絶対に故障してはいけません。そうなると、回路技術も、使い古されたもの(十分に実績のある枯れたもの)を使います。Twinaxは、1977年にIBMがコンピューターシステムで使用し始めた通信方式です。もはや、ほとんど使われていない通信方式ですが、最近、見直されてきました。
また、故障率を下げるため、部品点数を減らし、かつ部品も十分に余裕をもって使います。有名なDale RN55D抵抗は、民生機器で使うなら0.5Wまで使えますが、MIL規格に対応するため0.25Wに下げています。
オーディオ機器の場合は、この高信頼度を得るための"安定度"が重要だからです。いつ購入しても、いつ使っても、同じ性能が得られるわけです。買うたびに音質が変わったり、朝晩で音質が変わったのでは、疲れてしまいます。安定した、高音質が重要です。

番外編:
1000Base-T(LAN)、HDMI、USBケーブル等の、デジタルケーブルは良質のコネクタ(単体)やケーブル単体の購入が難しいため、自作はあきらめています。
しかし、デジタルは"1""0"のデーターを送るといっても、ケーブルの中を流れる信号は方形波に似たアナログ信号(アイパターン)なので、ケーブルも重要です。
一時、パソコンのCDドライブから読み出すデーターはエラーがないので、高音質だという素人がいましたが、今は、ネットワークオーディオでもケーブルの重要性が高まっています。
わたしは、LANケーブルはCAT7のシールドとアース端子の付いたケーブルを使用し、LAN用アイソレーターを使い、これらの信号がアナログ回路に飛び込むこまないように配慮しています。

オーデイオ機器を買い換えても、音質が良くならない、あるいは変わらないという話を聞きます。
ここで、音質を改善するための注意点: [演劇] [演劇] [演劇] [演劇]
1.音質の違いを聞き分ける耳を持っているか?
  たまには、生演奏を聴いて音の違いを聞き分けるため耳の訓練が必要がです。
  できれば、しっかりと楽器の音を出せる良い演奏家の演奏を、良い会場で聞いてください。
  私は、小ぢんまりしたJazzクラブで生演奏を聴いて、耳を訓練しています。くれぐれも、PAを使っていない演奏です。
2.所有しているオーディオシステムにボトルネックがないか?
  オーディオに限らず、ボトルネックがあると、それ以外の箇所を改善しても効果が得られません。
  私の経験では、いろいろアンプを変えたりスピーカー・ケーブルを変えたのですが、効果がまったく上がりませんでした。しかし、スピーカーボックス内部の30cm程度のケーブルを変えた途端、すべてがよくなりました。この30cm程度のケーブルがボトルネックだったわけです。すべての改善が、ボトルネックでマスキングされていたのです。


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