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JBL コントロールマイクロ 小型スピーカー と 鎌ベイアンプ [パソコン]

昨年のことですが、パソコン 用のスピーカーを、JBL control MICRO に買い換えました(2007年11月)JBL_control-micro.jpg。いつもながら、http://www.jblproservice.com/から資料をダウンロードしました。中身を知りたがる悪い癖です。JBL control 1control 1Xtremeを検討しましたが、大きさからControl Microにしました。パソコンラックの上に乗せたかったのです。

さて、YouTubeやiTunesを利用することが多くなったため、パソコン・スピーカーより音質的に有利な、小型スピーカーにしました。やはり、JBLファンにとっては、スピーカーはJBL。とは言っても、限られた机に載せるとなると寸法が限られるため、機種も限られます。そんな中で、control MICROにしました。
音質?…アンプのドライブ能力か?いまいちです。最低でも、鎌ベイアンプSDA-1000ぐらいでドライブしないとかな?

とか言っているうちに、鎌ベイアンプを購入しました。
私としては、デジタルアンプ(D級)の購入は、初めてです。さすがに、YamahaのチップYDA138を使っているだけあって、音は良いです。立ち上がりの早いきびきびした音で、(価格も考えて)満足できました。
SDA-1000.jpg
しかし、品質が心配なのでカバーを開けて中身を確認しました。そこで、右チャンネル スピーカーケーブルの半田不良(引っ張ったら抜けた)が見つかりました。ネット上のユーザーレビューにも半田付け不良が報告されていました。
品質の悪さは、当の会社が、一番不利益をこうむります。悪い評判が立つより怖いことは、製品が売れるたびに赤字になります。それは、市場に出た製品が不良を起こすと、その修理費用が馬鹿にならないからです。いずれは、倒産ですね。あるいは、売るだけ売って、修理品が戻ってくるころには、会社をたたんでしまうのかも!。パソコンのマザーボードで、こんな会社がありましたね。

ユーザーレビューで不評だった点は、次のとおりでした。
・AMラジオへのノイズの混入です。これは、RFIフィルタが内蔵されて、対策済みでした。但し、そのコンデンサの1つ(C1)が電解コンデンサでした(左図)。う~む!フィルタの特性が出るのかな?
それと、プリント基板とシャーシ間が接続されていません。これも、ノイズ対策上、不利の可能性があります。測定をしてみないと、なんとも言えませんけど。
・、電源表示ランプが明る過ぎる件は、未対策です。
・ライン入力の配線はシールド線になっていました。YDA138_Fil.gif
・ヘッドフォーン端子の取り付けがぐらぐらしていた件は、現在、問題ありません。対策したのかどうかは不明。

YDA138の高音質にあぐらをかいて、設計されたアンプです。コストを下げるために、入力結合コンデンサ(1μF)が電解コンデンサーなのは、精神衛生上も良くないので、フィルムコンデンサに交換しました。それと、RFIフィルタのコイルのコアーが小さすぎるのも、いただけません。NECトーキン 【SN8S-300】SNコイルに交換しました。同じく、フィルタの電解コンデンサはフィルムコンデンサにしました。コンデンサとコイルは同時に交換したので、どちらが効果があったかは不明ですが、結合コンデンサの効果だと思えます。いずれにしろ、高域の抜けがぐっと改善されました。女性ボーカルも、ぐっと、色っぽくなりました。
さらに、電源に4700uF25WV・ニチコンKWコンデンサーを追加しました。

その後、しばらくたってから気づいたのですが、無入力時にボリュームを最大にすると、スピーカーから高周波音のノイズが聞こえました。ボリュームを小さくすれば聞こえないので、アンプからのノイズではありません。外付けのUSB Sound Blaster Digital Music Premium HD SB-DM-PHD に交換してみましたが効果ありませんでした。しかし、USBケーブルを外すと、ノイズは無くなります。明らかにグランドループに起因するノイズでした。そこで、鎌ベイアンプのACアダプター(12V,3A)を、汎用安定化電源に交換してみたところ、ノイズは綺麗に無くなりました。パソコンの電源と、鎌ベイアンプの電源のグランド間でループができていたようです。しかも、両電源がスイッチング電源なので、高周波ノイズになったようです。汎用安定化電源の方が、音質的にも良くなりました。
グランドループのノイズ対策は、フェライトコアーやグランド線では、必ずしも効果がありません。
スイッチングアンプでも、電源はトランス式の方が良いのかもしれません(当たり外れが少ない)。あるいは、良く出来たスイッチング電源なら、それも良いとは思います。あるいは、USBアイソレーターを使うのも手ですが、高速のものはかなり高額になります。
あるいは、オーディオ機器用高性能DCアダプターを使う方法もありますが、高額で本末転倒。

[バッド(下向き矢印)][バッド(下向き矢印)][バッド(下向き矢印)][バッド(下向き矢印)]たまに、過去2~3回程度、YouTubeの再生が出来なくなることがありました。[バッド(下向き矢印)][バッド(下向き矢印)][バッド(下向き矢印)][バッド(下向き矢印)]
まるい矢印が表示されっぱなしになります。原因は、外付けのUSB Sound Blaster の誤動作。USBケーブルを抜き差しすると直ります。あるいは、デバイスマネージャで、「ハードウェア変更のスキャン」で直ることもあります。これは、自作コンピュータ ASUS P8Z68-VのUSB関連に不具合があるようです。BIOSが古いのが原因か不明です。BIOSのバージョンアップは恐ろしくてできません。
 
[バッド(下向き矢印)][バッド(下向き矢印)][バッド(下向き矢印)][バッド(下向き矢印)][バッド(下向き矢印)]およそ10年後の今日、鎌ベイアンプの左チャンネルからノイズが出ていることに気づきました。
10年もたったので、アンプを買い換えようとも思ったのですが、鎌ベイアンプは音質に定評があるので、修理することにしました。
インターネットで回路図を探しましたが見つかりませんでした。でも、YDA138のデーターシートに参考回路が書かれていて、多少の部品定数は異なるのですが、概ね同じなので参考にしました。
結果、ICのピン39に繋がっている4.7uFの電解コンデンサーの半田付け不良でした。
交換ついでに、1uFのフィルムコンデンサーに交換しました。38ピンに繋がるカップリングコンデンサーは、購入直後に1uFのフィルムコンデンサーに交換してあります。[バッド(下向き矢印)][バッド(下向き矢印)][バッド(下向き矢印)][バッド(下向き矢印)][バッド(下向き矢印)]


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