ALINCO DM-104 DC安定化電源 を購入 [おもちゃ]
アルインコ製 DM-104 DC安定化電源 を購入しました。
何台ものDC電源を持っていますが、今度のは+12V・4A固定出力電圧のトランス式安定化電源です。
それも、2台購入しました。
では、何に使うかというと、H.P. (現Agilent社)Z3805A GPSFrequency/Time Receiver(周波数標準器)2台のDC電源用です。
ちなみに、Z3805Aの電源は、電源コネクタ(キャノンコネクタ)の、1番ピンが+24Vです。1台で0.9A~1.3Aの電流が流れます。2番ピンがGNDです。3番ピンは未使用です。つまり、電源2台を直列につないで、24V電源にします。
しかし、電源2台だと場所もとるので、1台で+24Vが得られるように改造することを考えています。その為に、必要部分の回路図を作成しました(電流制限回路などは、回路図に起こしていません)。
Z3805Aのうち、1台は常時通電。もう1台は、比較用なので、時々電源を入れます。OVENのウォームアップ時間中は電源容量がやや足りなくなる計算ですが、僅かということで、電源1台で運用してみる予定です。
改造後、負荷試験をしたところ、ヒートシンクの発熱が大きめなので、常時通電のZ3805AのみをALINCO電源にし、比較用Z3805Aは、現在のスイッチング電源(Panasonic ZEC100003B 24V2.5A)で賄うことにしました。
いままで上記のパソコン用のACアダプター(スイッチング電源)を使って視聴していましたが、オーディオシステムの中にスイッチング電源が存在することが気に入りません。
いまでも、SONYなどの高級デジタル(D級)アンプの電源でも、トランス式のアナログ電源を使っています。
一度入り込んだり発生したノイズは、フィルターやコンデンサーでは取りきれません。あるいは、非常にコストや手間が掛かります。つまり、「臭い物に蓋をする」では駄目です。ノイズは持ち込まない、発生させないが鉄則です。ノイズ源になりうるスイッチング電源は、オーディオにはふさわしくありません。
但し、オーディオ用に開発された機器に組み込まれている電源は、それなりの対策が行われているので良しとしてますけど……。
電源交換後、音質がまろやかになり、低域がふくよかになった感じです。思った以上に効果がありました。やはり、電源は重要です。”たかが電源、されど電源”です。Esoteric UX-3 CDプレーヤーのワードシンク・クロック用Antelope OCX のAtomic clock inputに接続された、H.P. Z3805 GPSクロック用のDC電源なのに、音質に影響するようです。
システム内に音質的に考慮されていないスイッチング電源が、悪影響をしていたのでしょうか?
サンプリング定理では、等間隔(一定時間)で標本化しなければなりません。そこに、ノイズなどの影響を受けたジッターのあるクロックで標本化(AD変換)したのでは、歪が発生します。20kHzの信号は、約2ポイントの標本化数です(44.1kHz/20kHz)。同様、再生時のDA変換も同じことが言えます。
コメント 0