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FeelTech FY6600-60MHz DDS Signal Generator 購入 [アマチュア無線]

FeelTech FY6600-60MHz DDS Signal Generator を購入しました。[るんるん]FeelTech FY6600 60MHz_7.jpg
何のことは無い、0Hzから60MHZまでの2ch.信号発生器ですが、新品で価格が約1万円で購入(eBay)できます。20年前であれば、100万円はしたものです。
なぜ、これほどに安いかというと、1つの理由は中国製、もう1つの理由はDDSを使っていることです。DDSはAnalog Devices AD9851 CMOS 180MHz のDDS/D/AC シンセサイザです。
<DDS:ダイレクト・デジタル・シンセサイザ (Direct Digital Synthesizer)>
つまり、主要の回路は、1chipのIC(集積回路)で事足りているからです。
さらに、市販のプラスチックケースを使用しているので、シールド対策(EMC,EMI)は、まったくゼロ。電波暗室には持ち込めないですね。おかげで、小型軽量、好きなところに持ち出せます。
 
さらに、リモートコントロール(USB)するための、パソコン用ソフトも付属していて、至れり尽くせり。
(Microsoft Visual Basic 6.0で作成されているので、VB6ランタイムファイルが必要)
でも、これはLCD画面が小さい割に、表示情報が多いので、老眼にはパソコンが必須という事かもしれません。
 
さらに安いワンボードのDDSも売られていますが、それに電源、入出力コネクタ、ケースを付けると、割高になりそうです。その点、FY6600はディスプレイも表示項目が多いので、割安に感じます。
 
機能的には大きな欠点があります。
それは、ケースがプラスチック製のため、シールド効果がなく、そのため出力コネクターにアッテネータを付けて出力レベルを絞っても、あるレベルからレベルが下がりません。本体部分から、信号が駄々洩れです。
勿論、受け側の機器のシールド効果が高ければ問題はないのですが!。EMS(Electromagnetic Susceptibility)とEMI(Electromagnetic Interference)です。
オーディオの発振器としては、欠点は今のところありません。例えば、次のような機能が用意されています。
 ①電源をOFFにすると設定値が消えてしまいますが、LOAD/SAVE機能があり、Position 01にSAVEしておけば、電源ON時に保存したパラメータを自動で読み込みます(Power On デフォルト)。
 

Memory Settingを次のようにしてみました:

(注)  1Vrms  =  2.7420Vp-p

      Ch.1     Amp.       Ch.2   Amp.            

LD1    1.0MHz  2.7420V    1KHz  1.0V    (@No-Load)

LD2    3.5MHz  2.7420V    

LD3    7.1MHz  2.7420V    

LD4   14.1MHz  2.7420V    

LD5   21.1MHz  2.7420V    

LD6   28.1MHz  2.7420V    

LD7   50.1MHz  2.7420V    

LD8   60  Hz   2.7420V    

 
要改善ポイントは、操作性です。押しボタンスイッチが硬いので、押すと本体が動いてしまいます。また、ロータリーノブの厚みが薄いので回しにくいです。まあ、パソコンによるリモコンが前提で設計されているようです。
 
 
FeelTech FY6600 60MHz_5.jpg  FeelTech FY6600 60MHz_6.jpg
左:各種機能 (本体表示器)     右:リモートコントロール・ソフト
現有の所有発振器:
HP - Agilent - Keysight 8601A Generator sweeper 0.1-11MHz/1-110MHz
WAVETEK 271  12 MHz Pulse/Function Generator
日立電子 VG-4429 Function Generator / Counter 0.2Hz-2MHz
松下通工 VP-725A RCオシレータ 10Hz-1MHz
 

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